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疑われて

2008.05.23 Fri
大体の話が終わり、これで終わりかなと安堵しておりましたが、思ってもいない言葉を投げかけられました。「ほんとにそんな服装だった?ほんとにそんな背格好だった?何故そう思うの?何か悩み事でもあるのかな?」。。。。。。事件となんの関係がありましょう。突然の警察官の言葉に憤慨した私と娘は「間違いありませんし悩みなんか何もありません!!」と強い口調で言い返しました。鮮明に覚えていた記憶に対して覚えてる事自体がおかしいと言われてしまいました。あいまいなところはなぜ覚えてないのと責められました。何かがおかしい、なぜこんな事を言うのだろうと不思議に思い「なぜそんな事を言うんですか?」と少し強い口調で反撃しました。すると次に出て来た言葉が、「家庭に問題がある子はこういう嘘を付くんだよね〜。」      驚いた私は「何故娘が嘘を付かなくてはいけないんですか!!なんの理由があってそんな事をしなくてはイケナイんですか!」   あまりの冷たいセリフに悔しさばかりが込み上げてきます。それから間もなく娘は別の個室に連れて行かれ、私とは別々にされてしまいました。話によれば、ある地域に勤務してた折によく酷似した事件があり必死に捜査した結果、狂言だったとの事でした。そしてその事件を起こした子供は母子家庭だったとの事で私達親子を「家庭に問題がある子」と結論付けたのでしょう。あまりにも酷い言葉でした。
せっかく途中まで仕事に向かっていたものを引き返して来てまで話をしているのに……
「そんなに信じられないのならもう結構ですから娘を返して下さい!!」  さすがの私も激怒しました。「まぁまぁ落ち着いて。はっきり狂言だと言ってる訳ではないから。もう少し話を聞いてからにしましょう。」  これ以上なんの話がありましょうか。「来いと言うから来たのであって大事にはしたくなかったし何よりも仕事に行きたかったのにあんまりです!」   私としても譲れませんでした。子供だから多少の嘘はありましょう。ですが世間を世間を騒がせる程の嘘など到底考えられない事でした。
疑われてしまった娘がとても可哀想でした。家庭に問題があると言われた私はとてもみじめでした。
 ほどなくして戻って来た娘はすっかり憔悴しきっておりました。
「何回聞いても同じ答えが返ってくるので今回はまちがいなく路上強盗に遭ったんだと思いますがまだ証言には不安定な部分もあるので送検までは出来かねますが今後周辺のパトロールを強化して行きます。」   これが何時間も話した結論でした。
       つづく


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